死と超越

所見・偏見・エトセトラ

ブログを放置して1年、私は何をしていたのか。そう、何もしていないのである。

めちゃ久々に書きます。

今までなんで書いていなかったんだろう。今思うと不思議ですが、確実にコロナの影響はあると思います。

新型コロナウイルスの影響によりライブハウスも居酒屋も閉まってしまい、ライブと居酒屋を楽しみに生きていた僕は、家で無気力子供部屋おじさんと化すしかほかに選択肢はなかったのです。いや、確実にほかの選択肢はありました。ただ過去の私には見えなかったということです。

あまりに無気力すぎてこの世に物申す気すら起きず、特に書くこともなかったわけです。いや、ライブに行った話とか書こうと思えば書けたんですけど、ライブハウスが死に体の今書いても虚しいだけだなと思ったんですね。

まあそんな感じで、家ですることと言えば授業のpptを読みレポートを書くことだけでして、しかしこのレポートを書くだけで普通に一日が終わるので他に何をするわけでもなく。。まあ大学行くより睡眠時間は確保できてラッキーではありましたが、一日中画面と白い壁紙見てるだけだとつまんねーので、友人の通勤風景をビデオ通話で見せてもらったりしていました。今よくよく考えると、ちょっと狂気を感じます。

 

そして夏休みになるとあまりの暇さに愕然としました。いや、別に毎年あり得ないぐらい暇(遊ぶ友達がほとんどいないため)なんですが、なぜかそう感じてしまったのは、やはりコロナのせいでしょう。全部コロナの所為にできるなんていい時代ですね。

まあそんな感じで暇を持て余し、ライブハウスも居酒屋もなく特に金を使う当てがないので書籍を買いあさり続けました。この前数えたら今年度買った本がざっと100冊くらいあって怖かったです。主に出費のことを考えると。

 

このように暇を持て余していたわけですが、9月になり研究室に配属されるとそういうわけにもいかなくなりました。ちなみに研究室見学はコロナの所為でまともにできなかったというのもありますが、主に出不精というのもあり、出遅れ感がすごくて後悔してます。もっといろんなラボに行って教授と顔見知りになるべきでした。

まあ結果的にすごくいい雰囲気のラボに配属されてラッキーです(もちろん研究内容も好き)。みんな前もってラボ見学をしよう。なにがあるかわからないから......。

 

......話がそれました。配属され実験が始まりました。久しぶりに家に出るというのもあり、体にストレスがたまったのでしょうか。手が荒れました。めちゃくちゃ荒れました。

 

それが恐怖の始まりでした。

 

手荒れは手荒れの域を超え、やばいかぶれみたいになり、いやこれはかなりやばいのでは?と思った時には時すでに遅く、常に組織液が体外に浸潤するようになりました。これめちゃくちゃ痛くて夜まともに寝れなかったです。みんなはこうなる前にちゃんと医者に行ってください。

その後自家感作性皮膚炎というものになりました。これは手荒れ部位の皮膚片や病原体に対する免疫が暴走し、体中で炎症が起きるという皮膚炎です。顔はうまれたてほやほやの赤ちゃんのように腫れ、おちんちんはボールのように腫れます。いいですか、おちんちんがボールのように腫れるんですよ?かなりホラーですよね。別におちんちんと書きたいわけではありませんよ。これは皮膚炎は怖いぞ、という注意喚起のためです。

ボールのように腫れると歩くとき擦れて痛いので、歩くときは自然にガニ股になります。そこで私は、街中でガニ股の男性を見かけたら、「ああ、こいつは自家感作性皮膚炎なのかもしれないな」と思うことにしました。人間がちょっとだけ優しくなった瞬間です。

 

そんな感じで体的にはボロボロだったのですが、総合病院でクスリを貰ったらほぼ治りました。現代医療はすごい。流石。反ワクチン派の人間は死ね!(突然の思想)

 

そんな感じで元気になったので今この文章を書いています。嘘です。

本当は、研究室のポスドクや、新しくサークルで会った人と仲良くなって、この一年の遠回りは無駄じゃなかったと思えるようになったから......。

 

我ながら良い話でしたね。自家感作性皮膚炎の下りは本当です。それでは。