死と超越

所見・偏見・エトセトラ

不条理小説

【掌編】人さらい

稲垣足穂:安部公房:ねこぢる=4:2:1みたいな雰囲気にしてみたかったんですが、あんま上手くいってない気がそこはかとなくします。 あとまあ書いといて何なんですが、そんなに面白くないです。 その日はテスト週間でした。 僕が国語の課題を解き終わって…

【掌編】人を刺した話

何故日記にはその日に起きた実際の出来事を書いてしまうのだろう。実際の出来事を全く書かずに、虚偽の出来事だけを書いても日記たりうる場合はないのだろうか? 12月の寒空の下を歩いていると、四つん這いでうめき苦しむ男性がございました。こりゃあどうし…

不条理ショートストーリー「比喩 #1」

古い友人たちと会いました。そうです、成人式とそれに付随する同窓会です。二十歳の男女が集い、談笑するという会です。そこにはかつての友人達がいました。 ※画像は本文と一切関係ありません ある者は職につき、ある者は進学し、ある者はニート同然の生活を…